Dec 15, 2025

余白から始める、写真中心の文章設計

視線の順序を乱さず、紙面のように静かなリズムで写真とテキストを並べる。装飾を増やすのではなく、配置と間隔で完成度を作る。

木のテーブルとノート
主役の写真は、枠と余白だけで扱う。Photo: Unsplash

写真が主役のページでは、UIは目立たないほど良い。視線はまず写真へ、次にタイトルへ、 そして本文へと滑らかに移るべきです。余白は装飾ではなく、読みの速度を整えるための機能です。

ミッドセンチュリーモダンの「完成された静けさ」は、要素を足すよりも、要素間の距離を揃えることで生まれます。 境界線は 1px で十分。角丸や影は、写真の存在感を曇らせます。

写真を置く位置を固定する

一記事につきメイン写真は一枚。本文より先に大きく置き、必ず周囲に余白を取ります。 画像はフルワイドにしないことで、紙面のようなまとまりが残ります。

情報の密度を均す

本文は 15px / line-height 1.85。見出しはモダンすぎない太さで、僅かなトラッキングだけを加えます。 太字や色の強調を多用せず、段落の切れ目と見出しの間隔で構造を伝えます。

フォームは機能に従う。読ませるための形だけを残し、見せたいもの(写真)に場所を渡す。

リンク色はマスタード。強いコントラストではなく、紙に印刷したインクの温度感で存在を示します。


最小限の部品で再利用する

  • 最大幅と余白は Container に集約する
  • 本文の組版は Prose(CSS層)に寄せる
  • 写真は HeroImage として一貫した扱いにする